カムやリンク等を用い任意の運動をさせる場合、
衝撃を伴わない滑らかな動作をさせるために、運動の変位にカム曲線を用います。
直線的に変位させると変位の開始時と終了時の変位の加速度が∞になり、衝撃が生じます。
変位にカム曲線を用いることで、変位の加速度が∞になるのを防ぐことができます。
現在最も使用されているカム曲線は、変形正弦曲線、変形台形曲線、変形等速度曲線です。
以下に変形正弦曲線、変形台形曲線、変形等速度曲線の特性を記します。
標準的なカム曲線です。不具合がなければこの曲線を使用します。
変位(S) max 1.0 min 0.0
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速度(V) max 1.75960 min 0.0
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加速度(A) max 5.52796 min -5.52796
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躍度(J) max 69.45578 min -23.15545
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変形正弦曲線720分表
MS.csv
加速度の最大値を小さくしたい場合に使用します。高速・軽荷重に適しています。
変位(S) max 1.0 min 0.0
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速度(V) max 2.0 min 0.0
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加速度(A) max 4.88812 min -4.88812
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躍度(J) max 61.41662 min -61.42597
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変形台形曲線720分表
MT.csv
等速度変位が必要な場合、最大速度を落としたい場合に使用します。
変位(S) max 1.0 min 0.0
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速度(V) max 1.27526 min 0.0
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加速度(A) max 8.01268 min -8.01268
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躍度(J) max 201.25802 min -67.12690
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変形等速度曲線720分表
MCV.csv