たるきちのあれこれ









 
Top設計支援 ▶ カム曲線

カムやリンク等を用い任意の運動をさせる場合、
衝撃を伴わない滑らかな動作をさせるために、運動の変位にカム曲線を用います。

直線的に変位させると変位の開始時と終了時の変位の加速度が∞になり、衝撃が生じます。
変位にカム曲線を用いることで、変位の加速度が∞になるのを防ぐことができます。

現在最も使用されているカム曲線は、変形正弦曲線、変形台形曲線、変形等速度曲線です。
以下に変形正弦曲線、変形台形曲線、変形等速度曲線の特性を記します。

  変形正弦曲線  

標準的なカム曲線です。不具合がなければこの曲線を使用します。

変位(S)
max 1.0
min 0.0
変位
速度(V)
max 1.75960
min 0.0
速度
加速度(A)
max 5.52796
min -5.52796
加速度
躍度(J)
max 69.45578
min -23.15545
躍度

変形正弦曲線720分表 MS.csv


  変形台形曲線  

加速度の最大値を小さくしたい場合に使用します。高速・軽荷重に適しています。

変位(S)
max 1.0
min 0.0
変位
速度(V)
max 2.0
min 0.0
速度
加速度(A)
max 4.88812
min -4.88812
加速度
躍度(J)
max 61.41662
min -61.42597
躍度

変形台形曲線720分表 MT.csv


  変形等速度曲線  

等速度変位が必要な場合、最大速度を落としたい場合に使用します。

変位(S)
max 1.0
min 0.0
変位
速度(V)
max 1.27526
min 0.0
速度
加速度(A)
max 8.01268
min -8.01268
加速度
躍度(J)
max 201.25802
min -67.12690
躍度

変形等速度曲線720分表 MCV.csv