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設計支援
▶ ベクトル計算
カム・リンク機構の設計の際、カム形状の作成・検証のためにベクトル計算が必須になります。
平面ベクトルの長さと方向が既知であるか未知であるかによって、
平面ベクトルは以下のように分類できます。
平面ベクトルの分類
未 知 数
記号
極形式
説 明
終点の存在する範囲
長さ
方向
計
0
0
0
既知ベクトル
点(動 点)
定数ベクトル
点(固定点)
0
1
1
長さ既知、方向未知ベクトル
円 周 上
1
0
1
方向既知、長さ未知ベクトル
直 線 上
1
1
2
長さ未知、方向未知ベクトル
平 面 上
カムやリンクのベクトル要素で構成される平面三角の解法は以下のように分類できます。
平面三角の解法
分 類
ベクトル方程式
極 形 式
幾何学的説明
解の数
CASE1
ベクトルの和のベクトル
1
CASE2
直線と直線の交点
1
CASE3
直線と円の交点
2
CASE4
円と円の交点
2
CASE1の解
CASE2の解
CASE3の解
CASE4の解
運動の分割数を多くすると、
速度ベクトルは運動ベクトルの差に、加速度ベクトルは速度ベクトルの差に近似できます。